
「今日は疲れたし、シャワーだけでいいかな」
そう思う日、きっと誰にでもあります。最近は「風呂キャン(お風呂キャンセル界隈)」という言葉もよく聞くようになり、忙しさや疲れから湯船を省く人も増えている印象です。
でも私は、夏でも冬でも基本は湯船派。残業でくたくたな日ほど、あえてお湯に浸かります。
なぜそこまでしてお風呂に入るのか。今回は、精神面・健康面、そして東洋医学の視点も交えながら、「お風呂がなぜ良いのか」を語っていきます。
学生の頃は面倒だった。シャワーで済ませていた日々
正直に言うと、学生の頃の私はお風呂がそこまで好きではありませんでした。
・帰宅が遅い ・眠い ・湯船にお湯を張るのが面倒
そんな理由で、シャワーだけの日もよくありました。
当時は「別に困ってないし」と思っていましたが、今振り返ると、
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寝つきが悪い
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疲れが抜けない
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気持ちがずっと張りつめている
そんな状態が当たり前だった気がします。
残業の日こそ、湯船に浸かってしまう理由
社会人になり、仕事や家事に追われるようになってから、考えが変わりました。
疲れている日こそ、湯船に入ったほうが回復が早い。
これは体感として、とても大きいです。
シャワーだけだと「汚れは落ちたけど、疲れは残っている」感覚。 一方で湯船に浸かると、
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呼吸が深くなる
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頭の中が静かになる
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体がゆるむ
この「切り替わる感じ」があります。
精神面への効果|考えすぎの脳を休ませてくれる
お風呂がもたらす一番のメリットは、精神面への影響かもしれません。
湯船に浸かると、副交感神経が優位になりやすいと言われています。 簡単に言うと、
緊張モード → リラックスモード
に切り替わる、ということ。
仕事や人間関係で頭がいっぱいの日でも、
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お湯の温かさ
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浮力
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湯気
これらが五感に働きかけて、「今ここ」に意識を戻してくれます。
スマホも考え事も、一旦手放せる時間。 それが毎日数分でもあることは、心の余白につながります。
湯船に浸かることで 脳がリラックスしやすくなる話を書きましたが、さらに疲れをリセットする入浴アイテムとして 「エプソムソルトで疲れをリセットするお風呂習慣」 もおすすめです。特に忙しい日は、ほんの10〜20分でも体と心がふっと軽くなるヒントが見つかるかもしれません。
詳しくはこちらもどうぞ
健康面への効果|血流と回復力を底上げする
健康面でも、湯船にはたくさんのメリットがあります。
血流が良くなる
体が温まることで血管が広がり、全身の血流が促されます。
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肩こり
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冷え
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むくみ
を感じやすい人ほど、シャワーより湯船の方が効果を実感しやすいです。
睡眠の質が上がる
一度体温を上げてから下がる過程で、眠気が自然と訪れます。
「お風呂に入った日は寝つきがいい」 と感じる人が多いのは、このためです。
尾骶骨にシャワーを当てると温まりやすい?
「尾骶骨(びていこつ)にシャワーを当てると体が温まる」という話、聞いたことはありますか?
尾骶骨周辺には、自律神経に関係する神経が集まっていると言われています。
そのため、
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お腹や手足が冷えやすい
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湯船に入る元気がない
そんな日は、尾骶骨あたりに温かいシャワーを数分当てるだけでも、じんわり体が緩む感覚が出やすいです。
完全な入浴の代わりにはなりませんが、
「今日はどうしても時間がない」
という日の時短テクとしては、試してみる価値はあります。
東洋医学の視点|お風呂は「気・血・水」を巡らせる
東洋医学では、体の不調は
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気
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血
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水
の巡りが滞ることで起こると考えられています。
湯船に浸かることは、これらを一気に巡らせる行為。
特に下半身を温めることで、
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腎
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脾
といった、生命力や回復力に関わる部分をサポートすると言われています。
「なんとなく元気が出ない」 そんなときこそ、薬より先にお風呂、という考え方もあります。
風呂キャンを責めない。でも、選択肢は残してほしい
ここまでお風呂の良さを書いてきましたが、
入れない日があってもいい
と思っています。
疲れ切っている日、気力が残っていない日。 そんな日に無理に頑張る必要はありません。
ただ、
「お風呂は面倒なもの」
と決めつけてしまうのは、少しもったいない。
湯船は、体と心を同時に回復させてくれる数少ない習慣です。
まとめ|お風呂は、自分を取り戻す場所
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夏でも冬でも湯船に浸かる
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残業の日こそ入る
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風呂キャンが流行る今だからこそ、見直したい
お風呂は贅沢でも、特別な健康法でもありません。
毎日をなんとか生きている私たちを、静かに支えてくれる場所。
今日は湯船に浸かれそうですか? もし余裕があれば、ほんの10分でも大丈夫。
お湯の中で、肩の力を抜く時間を持てますように。