
- それって弱さじゃなく、ちゃんと理由があること
- 寝る前にネガティブな記憶を思い出すのは、なぜ?
- 学生時代に多くて、大人になると減る理由
- 「過去に囚われすぎない方がいい」と言われるけれど
- 私が試している、少し楽になる考え方
- たまにあるからこそ、余計に苦しい夜へ
それって弱さじゃなく、ちゃんと理由があること
布団に入って、電気を消して。
「今日はもう終わり」と思った瞬間なのに、
なぜか突然、昔の恥ずかしかった出来事や、
言わなきゃよかった一言、失敗した場面が頭に浮かんでくる。
「なんであんなこと言ったんだろう」
「どうしてあんな行動をしてしまったんだろう」
考えたところで、何も変わらないのに、
胸がぎゅっと苦しくなって、消えたくなるような気持ちになる。
私は、こういう夜がときどきあります。
学生時代は特に多くて、歳を重ねるにつれて減ってきたけれど、
たまにやってくるこの感覚が、今でもすごく嫌です。
でも最近、「これは性格の問題じゃないかもしれない」と思うようになりました。
寝る前にネガティブな記憶を思い出すのは、なぜ?
調べていくうちに分かったのは、
寝る前は、脳が“反省モード”に入りやすい時間帯だということ。
① 刺激が減って、思考だけが残る時間だから
日中は、仕事や家事、スマホ、会話など、
常に何かしらの刺激があります。
でも、布団に入ると一気に静かになる。
すると脳は「今日一日を振り返ろう」とし始めます。
このとき、
楽しかったことよりも、
失敗・後悔・恥ずかしかったことの方が思い出されやすい。
これは人間の脳の防衛本能で、
「次は同じ失敗をしないように」という役割があるそうです。
つまり、
恥ずかしい記憶を思い出すのは、
ダメだからじゃなく、ちゃんと生きようとしている証拠。
② 疲れていると、思考はネガティブに傾きやすい
夜は、体も心もエネルギーが残っていません。
判断力も、感情のコントロール力も下がっている状態。
そんなときに過去を振り返ると、
必要以上に自分を責めてしまいやすくなります。
「なんであんなことも分からなかったんだろう」
「私はダメな人間だ」
でもそれは、疲れた脳が出している一時的な結論であって、
あなたの本質ではありません。
学生時代に多くて、大人になると減る理由
私自身、学生時代はこの症状が本当に多かったです。
振り返ってみると、
・評価される場面が多い
・正解を求められる
・人の目がすごく気になる
・「失敗=恥」という価値観が強い
そんな環境にずっといました。
大人になるにつれて、
「全部うまくやるのは無理」
「人はそこまで他人を見ていない」
と、少しずつ分かってきた。
だから回数は減った。
それでも、
疲れていたり、余裕がなかったり、
自分を責めやすい時期には、また顔を出す。
これは後戻りではなく、人として自然な波なんだと思います。
「過去に囚われすぎない方がいい」と言われるけれど
よく、
「過去は変えられないから、今を生きよう」
「考えても意味がない」
そう言われます。
正論だけど、
それができたら苦労しない、というのが本音ですよね。
大事なのは、
過去を思い出さないことではなく、
思い出したときに、どう扱うか。
私が試している、少し楽になる考え方
① 「今の私が、当時の私を見ている」と意識する
恥ずかしい記憶って、
だいたい「未熟だった頃の自分」。
今の視点で見るから、
「なんであんなことを…」と思える。
でもそれは、
ちゃんと成長した証拠でもあります。
「その時の私は、それが精一杯だった」
そう一言、心の中で言ってあげるだけで、
責める気持ちは少し和らぎます。
② 夜は“結論を出さない時間”と決める
寝る前に出てくる反省は、
ほぼ正しい判断ができていません。
だから私は、
「夜に出た自己評価は、全部保留」
と決めています。
考えたくなったら、
「これは明日の私が考えること」
と、そっと横に置く。
③ 「今を生きる」を小さく実践する
「今を生きる」って、大きなことじゃなくていい。
・呼吸に意識を向ける
・布団のあたたかさを感じる
・今日一日、よくやったことを1つ思い出す
過去を消そうとしなくていい。
ただ、今に戻る練習をするだけ。
たまにあるからこそ、余計に苦しい夜へ
回数が減った分、
たまに来るこの感覚は、余計につらく感じます。
でもそれは、
あなたが弱くなったからではなく、
普段ちゃんと前を向いて生きているから。
過去に引き戻される夜があっても、
それがあなたの人生の方向を決めるわけじゃない。
明日の朝には、
また今を生きるあなたに戻れます。
無理に忘れなくていい。
責めなくていい。
それでも、ちゃんと前に進んでいる。
そんなふうに、自分に言ってあげられる夜が、
少しずつ増えていきますように。